チューリッヒを楽しみながら学ぶ
人事部では昇進の枠があるから、他部門の課長補佐候補者と比較する。
他にも実績を上げているものが相当数いる。
年齢も上だ。
その結果Aさんについては、今回は昇進できないという結果が決まる。
あなたはAさんを呼んで、「君は昇進できない」と通達しなければいけない。
Aさんにとっては実績をあげたのにという思いから落胆する。
さらに、ここで昇進できるかどうかは、これからのサラリーマン人生を左右する分岐点でもある。
今年昇進できなければ、将来の経営幹部候補から落ちる可能性もある。
その意味では、人の一生を預かるのが上司であり、管理職である。
人事一つをとっても負担はこのように大きい。
その他に意思決定や執行管理など、その重荷に最初はとまどう。
しかしよくしたもので半年ぐらい経つと、そういう環境にも慣れてくる。
「環境が人をつくる」といわれるが、やはりトラディショナルなところで一時的に戸惑いはあっても、その大きいステージに自分を合わせてやっていくことが可能になる。
「若いうちから、1ランク、2ランク上の視点でものを見ろ」といわれる。
政策立案などはその通りで一般社員のうちから課長になった気持ちで自分の政策を考えていくことが大切でそれが自分のスキルを先取りして伸ばす秘訣である。
ポジションについたときから考えるのではもう間に合わない。
すでに先取りしたものがあれば不足する部分は少なくなる。
その不足を他の人よくも早く埋め合わせ、キャッチアップしていくことが最初のポイントである。
楽したい症候群楽をしたいという気持ちは人間誰しもあるわけで、私は次のように考える。
まず仕事である業績を達成しようとした場合に、途中のプロセスはどうでもいいので、徹底して楽をしようと決める。
同じアウトプットを出すなら、一番楽してそれをやろうとする。
そのため、途中のプロセスを効率化、合理化して最も負担が少ない道を歩むことになる。
そして決裁の手続きや会議打ち合わせなど、過分な処理をどんどん減らして、最短コースで目的に向かって突き進む。
もう一つは仕事が生活の最大のシェアを占めるだろうが、仕事以外のところをスリム化して総負担を減らす。
たとえば「家族サービス」という言葉があるが平日仕事で大きな貢献をして疲れきっているのに土日にまたそういう負担(そう思ってなくて楽しんでいるなら別だが)をしなければいけないと思えば押し潰されそうになる。
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